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浄土真宗門徒の朝夕のおつとめ(1)

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おつとめの意義

 立派な仏壇があっても、いつも扉が閉まったままというのでは意味がありません。真宗の門徒であれば、朝夕のおつとめは、ぜひ行っていただきたいものです。
 浄土真宗のおつとめは、仏徳讀歎と報恩感謝の行であり、私たちを救ってくださる仏の徳と限りない恩に対する感謝の心をささげるということです。
 できれば、おつとめは家族そろって行いたいものですが、いまは家族一人ひとりの生活の在り方が変わってしまっています。そのため、一緒に行うのが無理だという家庭が多いでしょう。しかし、たとえー人でも朝夕のおつとめをすることが大事なのです。
 現代は人間らしい心が失われている時代ともいわれています。また、家族の絆というものも希薄になってきています。こういう時代だからこそ、家庭での朝夕のおつとめは、人格形成のうえでも、また家族のつながりを強くするうえでも大切なものといえるでしよう。


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