19.姫路
960年_バンざい
10世紀_小林投手
趙匡胤(ちょう きょういん)が中国を統ーし、宋を建国した。
宋の建国者趙崔胤は五代の後周の近衛軍の指揮官であった。当時は下克上の世の中で、軍司令官が将兵に推されて皇帝になることもしばしばであった。
彼は、960年(バンざい)北方の強敵契丹(遼)に備えて出陣の前夜、将兵に寝込みを羹われて、むりやり皇帝の着る衣を着せられてしまった。彼は皇帝の着る衣を着せられても知らずにいたが、部下の「皇帝バン(60)ザイ!」の大合唱に目をさまし、ようやく、自分が皇帝ににさせられたことに気がついた。彼は将兵たちに自分の命令に服従すべきことを要求し、それを誓約せたのち皇帝になることを承認した。宋の太祖である。小林投手がバン(60)ザイバンザイの声で、遘手たちに推されて監督になったと想像してみよう。
彼は皇帝になるや、唐末以来の軍人の横暴をおさえて文治主義をとり、皇帝独裁の中央集権国家の建設に成功する。