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755年 安史の乱

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15.岡山
755年_ナナ色
8世紀_具志堅

755年、安禄山と史思明が反乱をおこし、唐朝の権威は衰えた。

 唐朝は第6代玄宗皇帝(位712~756年)の時代に開元の治と称されるほどに繁栄をみせたが、晩年には楊貴妃を寵愛して政治を乱した。玄宗皇帝と楊貴妃の十数年におよぶ甘い夢を破ったのは、節度使安禄山とその部下史思明のおこした反乱であった。
 我々は、岡山の後楽園に、玄宗皇帝と楊貴妃が抱きあっている姿を見ることができる。皇帝がうつつをぬかしている間に実権を握ったのは楊貴妃のいとこの楊国忠で、我らが英雄、安禄山ことグシケンは、悪名高い楊氏一族をやっつけようと、楊枝にナナ色とうがらしをぶちかけて、楊貴妃の鼻の穴につっ込んだの反乱の始まり。反乱軍はウイグルの援助で鎮定されたが、怒り狂った兵士をなだめるために、玄宗も愛妃楊貴妃を殺すことに同意せねばならなった。
 かくて、唐王朝の権威は急に衰え、岡山後楽園には唐王朝のたそがれがやってくるのだ。 


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