浄土真宗の教え(親鸞聖人の教え)を初めて学ぶ 、あるいは聞くという場合、どんな本を読めばいいのだろうか。
浄土真宗の教えというのはこれこれであると、固定化されたものではない。その意味で、教理や教義学の本をただ読んでもわからないだろうし、仮にわかったと思ったとしても、対象的な学びではわかったと思っている自分は以前と同じ、ただそれだけのことである。そうではなくて、わたしたちが一つの教えを学ぶとか 、聞くということは、そこにかならず自分の生きかたを教えられる、ということである。つまり教えは人問のうえにーつの生きかたとなって具体化し、実在していくものだからである。
つまり、浄土真宗の教えを学ぼうとすれば、何よりも宗祖である親鸞聖人という人がどんな生き方をした人か、そのご生涯について学ぶことである。あの波乱に富んだ九十年の生涯を、いかに生きられたか、その生きかたに学ぶことこそがわたしたちの最要である。教理とか教義とかはその生きかたのもつ道理性 · 普遍性を明らかLたものであって、決Lて教理や教義が先にあるのではない。
‥‥なのだそうである。
やはりわかったようでわからない物言いの回答だけれど、
自己変革
サンガ
善知識
などの問題を提起している様に思われる。