おつとめする聖典
昔から浄土真宗のおつとめは、「正信偈・六首引」と定められています。これは、親鸞聖人の「正信偈」と念仏を称え、「和讃」を六首読むことです。
本願寺派のおつとめは、「正信偈」と「和讃」六首ずつを操り読みし、「御文章」(大谷派では「御文)」を拝読、「了解文」を唱和するのが正式です。その他、「礼拝聖典」に収められている偈文などによるおつとめでもいいでしょう。
大谷派も基本的には本願寺派と変わりませんが、和讃は三首引でもかまいませんし、同朋奉賛式によるおつとめでもいいでしょう。詳しくは『真宗大谷派・勤行集」を参考にしてください。
忙しい現代にあっては、おつとめも朝は三帰依文をいただき、夜など時間のとれるときは、正信偈、念仏、和讃のおつとめなどでもよいでしょう(同朋奉讃式でもよい)。
拝読文として、本山等から出版されている伝道ブツクスの類は、各地での講演などをテープから
起こして出版されており、大変重宝します。これを少しずつ読んでいくことも大切なことです。
最近では、おつとめの仕方がカセツトテープやCD、ビデオなどに収録されたものがありますので、念珠のかけ方や節などの参考にするといいでしょう。