24.甲子翻
1351年_ナイロン
14世紀_千昌夫
1351年、宗教結社の白蓮教徒が紅巾の乱をおこした。
モンゴル第一主義をとり、中国人を弾圧して君臨した元も、財政のいきづまりや漢人の反感から、14世紀にいたって各地に反乱のぼっ発を招いた。なかんずく、弥勒信仰にもとづく宗教結社である白蓮教徒が、頭に紅色の巾をかぶり、紅巾軍と称しておこした紅巾の乱は最大で、元朝の滅亡のもととなった。
ところは神戸~大阪問、右手はるかに見えるかどうか甲子園球場、そこヘ集まる大観衆ならぬ大反乱軍、頭にかぶる紅色のは頭巾はナイロン製、これを先導するのは千昌夫紛する朱元璋······甲子園は“白蓮”“紅巾”“朱”といろとりどりであるわけだ。