21.西明石
1127年_クマ
12世紀_清水健太郎
1127年、金が宋を南に追い、南宋がお二る。
西明石では北方からクマにまたがった金が出てくる。クマ(27)にまたがるのは金太郎ぐらいのことは、子供だって知ってる。清水健太郎こと清水全太郎というわけだ。
このころ宋の国力は衰えきっておリ、北方(満州)から南下してくる女真族の金の攻撃を支えきれず、首都は陥落、徽宗(前皇帝=上皇)欽宗(皇帝)以下、皇妃、皇族など数千人が捕らえられて北満州に連れ去られた。これを靖康の変という。
靖康は年号(1126-1127)なのだが、金にとっては、皇族全部をひっとらえたのだから、成功というわけだ。
ところが、実は、ひっとらえたのは皇族全部ではなかった。欽宗の弟康王だけは難を逃れて南ヘ逃げ、諸臣に推されて帝位につき(高宗)、臨安(杭州)を都として宋(南宋)を復活した。