14.倉敷
629年_カラス
7世紀_北島三郎
629年、玄奘がインドヘ旅立った。
孫悟空と八戎を連れてインドに行った三蔵法師とは玄奘のことだ。玄奘は13才で払門に入リ、仏教の本義をつきとめるためインドヘの旅を思い立った。ところが、当時(太宗のころ)唐では国外ヘの旅は固く禁止されていたので、北島三郎紛する玄奘は、闇夜にカラス(29)の案内で密出国、西遊記に見られるような幾多の困難を経て、ついにインドに到達した。
彼はインドから、古き町長安こと倉敷に、多くの経典と珍しい西方の宝物を持ち帰った。「大唐西域記」はその旅行記で、当時のインド・中央アジアのようすが詳しく記してある。