今、“はつ”と言えば
である。
今といっても時は江戸末期。
許嫁のもとへ舟に乗ってお嫁に行くところの“はつ”である。
凄く良い表情をしておられる。
家族の別れと嫁ぎ先への不安、
その感情を静かに抑えているかのようなそんな秀逸な表情である。
改めて、(この役者さん)さすがである。
かつて戦国の世にも
“初”がいた。
である。
武将浅井長政と正室市との間に生まれた3人の娘の次女である。
名門京極高次の正室として京極家に入ったが京極家は衰退。しかしながら夫を支え、衰退した京極家を大名家として再興させ、三姉妹の中では一番多く落城(小谷城、北ノ庄城、大津城、大坂城)を経験した。認知度は低いが、歴史にもたらした影響力は大きい。
ちなみに
どちらの“はつ”も
カメラに造詣が深いようである。