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浄土和讃_4

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神力自在なることは
測量すべきことぞなき
不思議の徳をあつめたり
無上尊を帰命せよ

安楽声聞菩薩衆
人天智慧ほがらかに
身相荘厳みなおなじ
他方に順じて名をつらぬ


顔容端正たぐいなし。
精微妙躯非人天(しょうみみようくひんんでん)
虚無之身無極体(こむししんむごくたい)
平等力を帰命せよ

安楽国を願うひと
正定聚(しょうじょうじゆ)にこそ住するなり
邪定不正聚(じゃじょうふじょうゆ)くにになし
諸仏讃嘆したまえり

十方諸有の衆生は
阿弥陀至徳の御名をきき
真実信心いたりなば
おおきに所縁を慶喜(きょうき)せん

若不生者(にゃくふしょうしゃ)のちかいゆえ
信楽(しんぎょう)まことにときいたり
一念慶喜するひとは
往生かならずさだまりぬ


<メモ>

神、音符は申(しん)。
申は稲妻(電光)の形。
稲妻は天にある神の意向の表れと考えられたので、
金文では申を「かみ」の意味に用いており、
申が神のもと字である。
申がかみ以外の「もうす」などの意味に用いられるようになったので、
祭卓(神を祭るときに使う机)の形の示を限定符(偏・旁など。部首)として、
神の字となった。
神とはもと自然の事物や力を神として崇拝する自然神であったが、
金文によると自然の霊もを神として祭るようになっている。










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