とても美しい映像の
非常に良く作り込まれた映画で
前回見た“幸福の科学”作品に対して格段進歩している様に感じた。
ある種の宗教的メッセージを伝えようとしているため
表現がどうしても限定されるのは止むを得まい。
巨大な悪とそれに立ち向かう善という構図が前面に出る。
媒介するのは霊的な世界とか物理的宇宙とかである。
このメッセージの発信がどこまで本気なのかわからないが
あまり進めるとかなりリスキーになるだろう。
今回の作品は危ない部分が垣間見える。
単純なエンターテイメント作品としても冒頭述べた様に
かなり優れたものであり、世界に打って出ようという
意気込みが感じられるが、まだまだ到底その域には達していない。
来年の作品が楽しみである。