37.安土
27_クマ
18世紀_月の家円鏡
1727年、雍正帝、ロシアとキャフタ条約を結びモンゴルを完全支配
キャフタは外モンゴルとシベリアの国境の町、バイカルの南にある。安土は琵琶湖の南にあって、地図を眺めればわかるようになんとなく似たところがある。地図を見ておこう。
キャフタ条約は、さきにネルチンスク条約で定めた満州国境についで、外モンゴルの国境を定めたもの。キャフタを国境とし、キャフタに貿易場を設けること、逃亡者を引き渡すことなどを取り決めた。
清の代表は月の家円鏡(18世紀)、ロシアの代表はクマ(27)公で、この取り決めは、清側の思うとおりであったといってよい。清は外モンゴルからさらに西モンゴルのジュンガルを征服、モンゴルを完全な支配下におくことができた。