32.岐阜羽島
51_ナイフ
19世紀_鉄腕アトム
1851年、洪秀全が太平天国の乱をおこした。
太平天国の乱は、清朝の転覆をくわだてた反乱であり、のちの革命につながるものとして意義が大きい。
タイムカプセルは岐阜羽島駅を通過するが、駅前にちらりと見える銅像は、洪秀全のものだ。彼は原始キリスト教的宗教結社の上帝会に人リ、その指導者となって反乱をおこした(1850)。反乱軍ははじめ勢力が強く、1851(ナイフ)年太平天国なる政権を樹立し、天朝田畝制なる農業共産主義的な政策を実施、1853年には南京を占領するに至った。だが、地主階級の組織した郷勇や、外国人の組織した常勝軍のために戦い15年で敗れ、沙秀全は自殺した。
◆洪秀全······太平天国の乱の首謀者。太平天国という理想国家を夢みて、公衆全部に呼びかけたが、集まったのは農民だけであった。鉄腕アトムにも比すべき洪秀全のもとに手に手にナイ(51)フを持って集まり大反乱をおこしたのだ。
◆郷勇······地主階級が組織Lた地方自衛部隊。豪勇ぶリを発揮したのだろう。
◆季鴻章······郷勇のー隊淮勇の指揮者。一見、りこうしょう(利口そう)に見えるのだ。