17.播州赤穂
875年_マナコ
9世紀_研ナオコ
875年、塩の密売人黄巣が乱をおこした。
このタイムカブセルは、新倉敷(唐の建国)→岡山(唐の盛期)→相生(唐の滅亡)と停車する。大石良雄で有名な播州赤穂には新幹線は寄らないが、黄巣の乱という大乱がぼっ発しているので、ちょっと立ち寄ってみよう。
赤穂は塩の産地で、赤穂城趾や赤穂塩業資抖館などの見どころある。黄巣の乱のおこりは塩の密売人王仙芝が河北でおこした反乱だ。王仙芝の死後、同じ塩の密売人黄巣が代わって首領となり長安をおとしいれて帝位につき、斉と号するなどした。これは唐の滅亡を決定的にした大反乱であった。
さて、赤穂では、研ナオコが黄色の旗をふって、塩のヤミ商人黄巣を応援している。だいたい、中国の王朝は色のついた反乱には弱く、赤眉の乱・黄巾の乱・紅巾の乱などいずれも命とリになっている。(タイムカプセルを下関・防府あたりにまでバックして思い出してみること。)ここでは、研ナオコのマナコ(75)の鋭さをよく見ておこう。ただごとではないと覚えておくべし。
黄巣は、もと部下であった朱全忠に滅ぼされる。黄色も朱色にはかなわなかったわけだ。