果子の母は未来子である。
妙な感じがする。
果子の母は因子であるような気がするからである。
ただインコというのは耳障りがあまり良くない。
でも、インコという鳥も世の中にいるのだから
さほど気にしなくても良いのかも知れぬ。
未来子とは未だ来ぬ子である。
未だ来ぬ子なのだからいつまでたっても姿を見せぬ。
いつまでたっても来ぬ人は
死んだ人と同じこと、というようなことを
坂本冬美さんが言っていたような気がする。